多肉植物を枯らしてしまう原因として、水のやりすぎ、光の足りなさが挙げられます。
一般的に植物というと、日光に当ててあげたり、適度な水やりが基本ですが、多肉植物は乾燥に強いため、一般的な植物ほどの頻度で水やりをする必要はなく、過剰な水やりは根腐れの原因となります。
また、エケベリアの色や形を保つためには、日光も重要な要素です。光のあて具合が弱いと、数日で色が緑になる習性があるので、しっかり光を当ててあげることが重要です。
日当たりは直射日光下を基本としてください。エケベリアは、多肉植物の中でも明るさが必要な種類です。日光が弱いと、数日で緑になり徒長し、形が戻らなくなります。
一方で真夏の日差しが強すぎる場合は、寒冷紗等で養生してください。日差しが強すぎる場合、色が茶色に焦げたようになってしまいます。光が強め(約30,000〜40,000ルクス)のところに置き、様子を見ながら置き場を変えてあげてください。
表面の土や根っこの周りが少しでも湿っている場合は、水やりはお控えください。水やりの頻度は、夏・冬の休眠時は月に1回程度。春・秋の活動期は月に3回程度を目安に行ってください。土が完全に乾いていることを確認後、鉢の3分の1程度の水をあげて下ださい。
水やり後、植物の表面に残った水玉はエアブロウなどで水を飛ばして下さい。病気・葉焼け等の原因になります。施肥はしないでください。
適度な湿度がぷっくら可愛く育たせますが、通気が悪いと腐りの原因になります。できるだけ通気の良い場所に置くようにしてください。
エケベリアは新しい葉や根を作る際に外側の葉を枯らし、その水分を成長して成長します。入荷後、葉が数枚、黄変色して萎む場合がありますが、通常の生理現象なので問題ありません。
カラカラに枯れた葉は、左右に揺らしながらピンセット等で引っ張ってください。また、条件が良いと、株の中心あたりから花芽が伸びます。花に栄養が傾くと形が崩れるので花芽は根元から抜くことをお勧めします。交配させる場合はそのまま成長させてください。
他の植物と同じように、カビ・菌・ウィルス・虫に犯されます。
水やりごとに薬剤での予防をおすすめします。(例:水やり後に、ベニカXファインスプレー等を噴霧)